インストール
Katalon Studio 本体は、
https://github.com/katalon-studio/katalon-studio/releases
ここに置いてある Linux 用の tar.gz ファイルを落として展開する。
$ wget https://github.com/katalon-studio/katalon-studio/releases/download/v5.10.1/Katalon_Studio_Linux_64-5.10.1.tar.gz $ tar xvzf Katalon_Studio_Linux_64-5.10.1.tar.gz
JDK8 も必要なので、
$ sudo apt-get install openjdk-8-jre
テストしたければ、Chrome も入れておく。
$ wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb $ sudo dpkg -i google-chrome-stable_current_amd64.deb
Katalon プロジェクトの用意
https://docs.katalon.com/katalon-studio/docs/katalon-studio-gui-beta-for-linux.html
に「Katalon Studio GUI (beta) for Linux」と書かれているように GUI に関してはベータ版です。また、テストプロジェクトは GUI で作成するのが筋なので、テストプロジェクトの作成だけは、Windows や maxOS 用の Katalon Studio で作るのが安心です。
基本的には作成したプロジェクトを丸ごと持ってくれば使えますが、
- .project
- .classpath
は削除しておいてください。Windows や maxOS 上で作成した環境依存の情報が入っており、別の環境でのテスト実施時に間違った情報となるためです。これらのファイルは、なければテスト実施時に作成されますので、ご安心を。
テスト実施
$ cd Katalon_Studio_Linux_64-5.10.1 $ ./katalon -noSplash -runMode=console -consoleLog -projectPath="/home/tester/WebTesting/WebTesting.prj" -retry=0 -testSuitePath="Test Suites/TS_RegressionTest" -browserType="Chrome (headless)"
プロジェクト内にある prj ファイル(.project ではない)のパスを projectPath オプションに、実施する Test Suite のパスを testSuitePath オプションに指定します。 (Test Suite のパスを拡張子「.ts」を含みません。)
browerType は
- Chrome (headless)
- Firefox (headless)
- Chrome
- Firefox
から選択可能です。コマンドラインで自動テストを行うのであれば、ブラウザの見た目はいらないので headless で良いと思います。
注意
Linux では Basic 認証を伴うWebUI.authenticate() がサポートされていません。
"Unable to navigate to authenticated page (Root cause: java.lang.Exception: Unsupported platform (only support Windows))"
と怒られます。回避方法としてインラインでユーザ名とパスワードを指定して、WebUI.navigateToUrl(”http://username:password@hoge.com”) のような感じにします。
また、自作のクラスなどを Custom Keyword として定義し、テストケースから呼び出し使用しているところの import 時に
unable to resolve class ~
のようなエラーが 、プロジェクト作成した元の環境では発生せず、Linux のほうだけ発生する場合は、.classpath を削除していないのが原因と思われます。.classpath を削除してテストを再度実施してみましょう。